島伸一所長のプロフィール

東京都文京区小石川に出生。中央大学法学部を卒業後、上智大学大学院法学研究科博士課程を経て、札幌の北海学園大学法学部・大学院で教授等として法学教育に携わりました。その後、活動の拠点を東京に移し、第一東京弁護士会に弁護士登録をし、また教授ではトップランクのいわゆるDマル合(大学院のドクターコース設立に参加し、指導教授になれる資格)教授として駿河台大学法科大学院の設立メンバーにも加わり、引き続き教育活動も継続して参りました。その間、東京大学法学部の国内研究員、ワシントン州立ワシントン大学ロースクール客員研究員など研究活動も継続し、著書「捜索差押の理論」(信山社刊)では法学博士号を授与されました。
35年を超える研究活動とともに、実務活動の重要性もつねに自覚し、銀座にあった河上法律事務所、金子・樋口法律事務所に所属して著名な法律実務家であった、元東京地検特捜部長で弁護士の河上和雄先生や、元第一東京弁護士会会長の樋口一夫先生(いずれも故人)の指導を受け、積極的に弁護士として狭い枠にとらわれず、25年間にわたり民事・刑事事件を含むさまざまな事件を担当してきました。
これは、実務から得た知識を基礎にして理論を構築し、これを実務に反映させ、実務を少しずつ進化・発展させていくことが、法律家としての私の役割であり、結局は市民のためにもなるという信念に基づくものです。法律は、今、実際、生きている私たちのためのものですから、そこに基礎を置かない研究は、夢物語にすぎず、何の役にも立ちません。
そのため長年にわたり法科大学院で教えながら、弁護士会でも第一東京弁護士会刑事弁護委員、同調査部研究部会オブザーバー、同人権擁護委員、東京三弁護士会合同陪審制度委員、同取調べの可視化実現本部委員、日本弁護士連合会国際刑事立法対策委員などを歴任してきました。そのうちいくつかは現在も継続しております。
こうして、研究と実務で得た知識は、下記の様に論文や報告書など数多くの論稿に生かされています。また、いくつかの講演やTV・新聞の解説なども引き受け、社会に知識を還元し、社会のためになるように努力しております。

著書・論文
渉外知事会報告書
過去のTV出演